メタボよりも減塩を!(Cut the Salt !)
メタボよりも減塩を!
(Cut the Salt !)
最近メタボにおける腹囲基準の根拠が大きく揺らいでいます。2008年の特定健診スタート当時から女性の腹囲90cmという基準については異論が続出していました。
最新の厚生労働省の研究調査によると、「心血管疾患を発症する危険性が高い人を見分けるため、40~74歳の男女約3万1000人の腹囲と心血管疾患の発症状況を分析したところ、男性は80cm以上がそれ未満の1.48倍、85cm以上で1.56倍、90cm以上で1.70倍、女性は80cm以上で1.75倍、85cm以上で1.79倍、90cm以上で1.62倍と、いずれも腹囲が大きい方が発症割合も高かった。しかし、どの数値で区切っても発症者の割合はほぼ変わらず、危険性の高い集団を選び出すのに最適な数値は算出できなかった。」と結論づけています。
東海大O教授は「腹囲の最適値が示せないとの結果は、病気の危険性のある人を見つけ出す項目として意味がないということだ」とコメントされています。必ずしも腹囲が内臓脂肪を反映するわけではないようです。メタボも注意する必要はありますが、緊急の課題は「減塩」だと思います。都道府県別主要疾患比較の中で石川県は男女とも「胃がん」発生率が都道府県平均に比べて高いことがわかっています。これは過剰な食塩摂取量が誘因になっていると思います。
図1に示すように、日本人の塩分摂取量は依然として高く、1日平均11gを越えています。
また、図2に示すように塩分量の増加は脳梗塞死亡の増加に関わるだけでなく、胃がんの死亡にも大きく関与しています。
高血圧・脳血管疾患と胃がんの予防のために積極的に減塩しましょう。





